バラード歌手を表現するオーディション写真、宣材写真

著者:フォトグラファー タツヤ

バラードを歌うオーディション写真、宣材写真

様々な会場やイベント、コンサート等で歌手として唄う場合キャラクターイメージは大切です。そのためオーディション写真や宣材写真で歌の方向性や雰囲気を示すと良いでしょう。その写真は楽曲、歌詞、ファッション、ヘアメイク、そして話し方などにも影響を与える場合があります。

たとえば、Sさんのように若くて、可愛い系であってもバラードをメインに歌うことがあります。それを「大人っぽい路線」で撮影することも可能ですが、やはりルックス的キーポイントである「可愛らしさ」を表現するほうが良いと思います。

しかし何も考えないでポップな可愛らしさに撮ってしまえ「アイドルポップス系ユニット」と区別が付かなくなってしまいます。そこで今回は幾つか撮るラインを決めて撮影しました。

  1. 可愛い系ではなく、キレイ系で行く
  2. 「爽やかな青空の下」的ではなく、光の濃淡を使って「深みを表現」する
  3. 顔のパーツを最大限生かし美しく表現する
  4. 笑顔も撮ってみる

可愛い系である笑顔の表情もチャレンジして撮影することに賛成です。キレイ系に撮るのはあくまでファーストインプレッションで撮りながら変化することもあります。それは初対面で撮影する場合、撮り始めると「最初の印象と違う」ことがありからです。だから初めから決め撮りしないようにしています。そのほうが最終的な仕上がりに柔軟性がありクオリティーが上がるようです。

ライティングテクニックで変化できる

写真の仕上がりを決める大きな要素の一つとして「照明効果」があります。時には自然光のように柔らかく、あるときは美肌に、そして都会的に、などな様々な方向性を表現することができます。

そして今回はアーチスト性を取り入れ、しかも肌の滑らかさを出すことができる素晴らしいライティングを利用しました。そのことにより写真に奥行きが出ると同時に頬のキレイな丸みも表現できました。また意思のしっかりした「眼差しは」予定通りです。

そして今回の場合、最終的に「笑顔VSキレイ系」で比較した結果『キレイ系アーチスト』の仕上がりをカメラマン推薦としました。

※先週のオーディション写真・宣材写真
フラーム