美しい ! バレエオーディション写真スタジオ 撮影の魅力

バレエ写真の撮影ステップ

撮影前の準備

バレエのレオタード選びは、仕上がりの魅力をも左右します。撮影ポーズや個性に合わせて選ぶことで、写真全体の雰囲気を統一することができます。デザイン、色合いや素材感、さらにポワントの使用感も考慮しましょう。

カメラの設定は、バレエ撮影の結果に大きな影響を与えます。ダンサーの撮影は常に動きを伴うため、ピントが正確に合うように、出来る限りシャッタースピードを速く設定します。ISO感度は低く設定して色彩のグラデーションを美しく表現します。

バストアップでは、絞り（F値）を調整し、被写界深度（ピントが合う範囲）をコントロールして印象的にします。また、照明はポーズにより変更し、ダンサーの特徴を際立だせ美の度合いを高めます。以上のように、正しいセッティングは写真のレベルアップに有効です。

撮影中のテクニック

バレエ撮影は常に動きが伴います。したがって、瞬間的な動きをキャッチすることがポイントになります。シャッター速度を速く設定することで、動きのあるシーンを鮮明に捉えていきます。

また、撮影でもリズムを大切にします。テンポに合わせてシャッターを切ることで、ダンサーの表現を効果的に捉えることができます。このようにして、動きのエネルギーや流れを写真に盛り込みます。

ダンサーが最も美しく見える瞬間を見つけることは、バレエ写真において最も重要です。ポーズやバランスを少しずつ変えていくことで、最も効果的な構図を見つけることが可能になります。そのため、ポージングの際はダンサーに対して具体的な助言を行います。

後半（メニューのメソッドへ）で詳しく解説します。また、オプションのポーズチェックは、撮った写真をモニターに映し出して助言し、繰り返し撮影します。初来店のほぼ100%の方が行います。

撮影後のプロセス

撮影が終わったら、写真の選定を行います。沢山のカット数から印象的なものを選びます。選定する際は、表情、ポーズの美しさを基準にします。

また、選定した写真は、異なる視点から見直すこともあります。ダンサーとカメラマンが相談しながら選定することで、自分では気付かなかった素晴らしい作品を見つける可能性が高まります。

選定した写真をさらに魅力的にするための編集作業は必ず行います。基本的には、明るさやコントラストの調整、色味の補正が挙げられます。また、美しくトリミング（不要な部分を削除）したり、構図の1%の微調整で良くなることもあります。

ただし、編集はあくまで補助的なものであり、撮影した瞬間の美しさを損なわないように注意が必要です。

写真審査ポイントのおさらい

姿勢と身体のライン

• アラインメント（軸）: 身体の軸がまっすぐで、左右のバランスが取れているか。特に、体幹がしっかりしているかどうかが重要です。
• 脚のライン: 軸足のターンアウト、膝の伸び、つま先まで意識が行き届いているか。この写真のように、ポワントまでしっかりと伸びていると美しいですね。
• 腕のポジション: 肩をリラックスさせ、腕の丸みや角度を意識し、美しく自然な流れを作ります。
• 首の長さ: 首を長く見せることで、優雅な印象を与えます。顎を上げすぎないように注意しましょう。

表情と視線

• 表情: 無表情ではなく、個性やイメージに合った表情ができているか。笑顔だけでなく、真剣な表情もできるようにしましょう。
• 視線: 視線がどこを向いているか。鏡の自分を見ているように、少し遠くを見つめる視線は幻想的で美しいです。

衣装と身だしなみ

• レオタード/チュチュ: 身体のラインがはっきりとわかるシンプルなレオタードや、目的によってはチュチュを着用します。清潔感があり、サイズが合っていることが重要です。
• タイツとシューズ: タイツはシワがなく、シューズも清潔で状態が良いものを選びましょう。
• 髪型: シニヨンなど、顔のラインがすっきりと見える髪型が基本です。シニヨンの高さ、大きさでイメージが変わります。おくれ毛はNGです。

ポーズの選択

• 基本的で重要なポーズ: アラベスク、アチチュード、パッセ、など、バレエの軸となるポーズで、自身の最も美しいラインが表現できるものを選びましょう。
• 自分の強み: 自身の得意なポーズや、特に身体が柔らかい部分などをアピールできるポーズを選ぶのも良いでしょう。

背景とライティング

• 背景: シンプルな単色（白、グレー、黒など）の背景が一般的です。余計なものが写り込まないようにします。
• ライティング: 上の写真のように、光が均一に当たっていて、身体の陰影が美しく出るライティングが理想的です。身体の立体感や筋肉のつき方を見せる上で重要です。

Q&A

バレエ写真を撮る際に一番大切なことは何ですか？

バレエ写真を撮る際には、ダンサーが最も美しく見える瞬間を捉えることです。ポージングや照明、撮影環境を整え、印象的な作品に仕上げることです。

バレエ撮影に必要な機材はどのようなものですか？

高性能カメラ、シャープなレンズ、適切な照明、そして十分なスペースです。

バレエ撮影のスタジオはどのように選べば良いですか？

静かで集中できる環境、適度な広さと高い天井、そしてバレエ撮影に精通たカメラマンです。

ダンサーのポージングをどうアドバイスしますか？

具体的な助言を行います。特に、オプションの全身鏡を見ながら行なうイメージ作りや、撮った写真をモニターに映し出して、ポイント修正を行うのが効果的です。幾つかのバリエーションを撮り、最も効果的なアングルを見つけ出します。