最終更新日: 2022-08-19
クールな俳優の宣材写真は笑顔なし
俳優として代表的な表現方法の一つである感情を押し殺したかのような顔。これが魅力ある表現であると感じるのは自分だけではないと思います。
「笑顔」は万人に受け入れられるスタンダードな俳優のオーディション写真ですが、対照的にクールな表現は「好き嫌い」が個人の嗜好で分かれれるでしょう。
しかし今季は笑顔にはしないと決めました。
それではなぜ、万人に受け入れられる「笑顔」にせずに、クールな表現にするのかをご紹介します。
笑顔だけが魅力のある顔ではない
「笑顔では表現できない俳優としての魅力」があるからだと思います。事実宣材写真を笑顔にしない芸能プロダクションも多く、その場合の多くはクール(無機質)なテイストにしています。
そのことにより「演技力を重視する姿勢」を打ち出すのだと考えています。
そんなプロダクションは、アイドルではなく本格的な役者を目指している人を募集すると宣言しているようにも見えます。
イメージを組み立て撮影する
今回の撮影で「どのようなイメージに仕上げるか」相談しながらもカメラマンとして適切なアドバイスが出来るように心がけました。役者が自己表現を考えるなら、それが実現できるように「シチュエーションを作りをする」、それがカメラマンの仕事と言えるでしょう。
こんなシチュエーションを創った
「笑顔にはない魅力を演出する」と決めてスタジオのセッティングに入りました。当スタジオは白壁、白窓、白いドア、など白を基調としたハウススタジオなので、ペーパーバックにはない窓と壁を風景を入れ込み雰囲気を盛り上げようと考えました。
ちょうど彼女の服装は白いブラウスなので光の反射が顔に当たり顔をキレイに浮き上がらせます。これは服のコーデが上手に出来ている恩恵と言えます。
そして壁に当たる光の反射とドアから入る光を利用して女性ならではの美しさを表現しました。
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