バレエ オーディション写真

オーディション写真映えするレオタード選びの5要素

最終更新日: 2022-09-29

写真映えするレオタードで合格率は上がる

レオタードの選び方が合否を左右するオーディションと言えば、テーマパークダンサーバレリーナ劇団四季ダンサー東宝ミュージカル子供ミュージカルオーディションなどが上げられます。しかし何を基準にレオタードを選べば良いのかはあまり知られていません。

そこで一次審査で最も重要とされるオーディション写真映えするレオタードのポイントと選び方をご紹介します。この記事は” オーディションの合格率を上げる撮影法 “を考えた過程で生まれたTS新宿スタジオの撮影メソッドであり、ネット上に散乱するまとめ記事とは異なります。

オーディション写真映えするレオタード選びの5要素

オーディション写真映えするレオタード
レオタード+レギンスは脚長効果がある

オーディションでレオタードを選ぶなら美しくボディーメイクすることを最優先します。なぜならオーディションを対象としたレオタードの目的は” 体のバランスアップと美しいボディーメイク “を実現することだからです。かと言って嗜好を無視するのでは無いので” 好きなレオタードで美しくボディーメイク “すれば良いのです。それには以下の5項目を中心に考えます。

  1. カラー(トータルイメージ)
    イメージ作りに最も大切な要素(下部で解説)
  2. デコルテ(首~胸元)
    鎖骨が見える程度に大きく開けて小顔効果を作る。パッドを使用して” バストの丸み “を出す。
  3. 切り替え(バスト、ウエスト、バック)
    シェープの強調や体形の補正を行う。バストからウエストに掛けて” きゅっ “とさせる。
  4. 光沢素材(パーツの強調)
    照明の” 反射率を高め “シェープを強調する。マットな綿素材は光を吸収しやすい。
  5. ハイレグ(脚)
    脚長効果を作る。
なぜデコルテを広くするのか

肌の表面積を広くすれば小顔に見えます。また胸元に当たる照明が顔に照り返し肌がキレイに見えます。但し他のデザインを否定するのではありません。

レオタードで美しいボディーメイクを

合格を目指すあなたにとってレオタードで美しいボディーメイクをすることは効果的です。そこでこの項目では美ボディーを創り上げるレオタード選別法をご紹介します。

スタンダード肩紐タイプ

バレエダンサー

最もスタンダードでありながら洗練された逸品であり迷ったらこのデザインにすれば間違いありません。肩紐の長さ調節が出来れば長く使用することが可能です。” 小顔、光の照り返し、首長 “など全てのプラス効果を享受できます。あえてデメリットを言えば普及率が高く差別化が難しいことです。

胸元がフェミニンなタイプ

オーディション写真映えするレオタード

若年層から大人まで人気のあるフェミニンなタイプのレオタードです。胸元やサイドがシースルーになっており布越しに肌が露出するタイプで” 優しく華やか “なイメージが強調されます。ボディーメイクの観点から見れば” アンダーバストに切り替えがあるかブラカップが入れられる、又は両方備えている “ことが条件になります。なければ体のシェイプは弱くなります。

ポーズ創りの観点からすれば「シースルー」は優しいポージングが似合いますが写真上のように”年齢やキャラクター”を鑑(かんが)みて力強いポージングにすることもあります。

ハイネックのストレッチチュールタイプ

テーマパーク オーディション写真

デザイン性の高いハイネックのレオタードです。胸元のメッシュ生地がストレッチチュールなら動きの大きいダンスでも耐えられます。ポテンシャルの高いポージングでもしっかりと上半身を支えているのが印象的です。

ハイネックは首が細く、長い体形に向いています。写真上のレオタードは光沢素材でありご覧の通り「バストと腹筋」のメリハリを美しく表現してます。

ワイドストラップ

テーマパーク オーディション写真全身

アクティブでスポーティーに見えるのがワイドストラップのレオタードです。肩幅が広く悩むケースではそれを是正する目的で着用されることもあります。

両サイドのストラップ(肩ひも)の間をメッシュ生地で切り替え、女性らしさを加味しています。単なるスポーティーテイストから脱却し女子力の向上に貢献しています。

スポーティーエレガント

テーマパーク オーディション写真

シンプルなフォルムのレオタードにエレガントなレースをプラスしています。装飾はレースのみでありながら胸元とサイドにダブル使用することで装飾性を増しています。結果的に” スポーティー+エレガント “に見えます。

スポーツタイプでは物足りないので、何か装飾をプラスしたいケースに良いと思います。

イメージ創りの色選び

カラーチャート

色の持つ特性を考えると色選びの参考になります。

赤:情熱的、積極的
オレンジ:カジュアルで温かい
ピンク:若々しく愛らしいが濃くすれば激しくなる
黄色:明朗、活発で目立つ
緑:調和、爽やかで優しい
青:清潔、クール、冷静ですが濃くすれば保守的
青紫色:エレガントで品がある
紫色:上品、神秘、
白:純潔で清らかな印象
グレー:地味だけど協調性がある
黒:高級、シック
銀:清潔、スタイリッシュ
金:栄光、豪華
レオタードの色は白、黒、ピンクなどご自身のイメージに合ったものでイイと思いますが、黒はアーチスト的であり、引き締まって見え、白は天使や妖精のように、ピンクは華やかに、可愛く見せることができるなど” 色が与えるイメージ効果 “を考えると良いでしょう。

膨脹色と収縮色

  • 膨張色:「明度が高い」ことから目の錯覚により広がって見える
    白、黄色、赤、ピンク、オレンジなど
  • 収縮色:「寒色系や暗い色」で小さく・細く見える
    黒、青、緑、紫など
  • 太って見える⇒痩せて見える:赤→オレンジ→黄色→緑→紫→黒→青

脚細のタイツ選び

タイツをバカには出来ません。最も影響を及ぼすのは” 脚の太さ “との関係性です。ストレッチを強くしたり、物理的に脚を締め上げて「細脚」を生むことは可能です。

またタイツは単独で選ぶのではなく、レオタードとの相性を大切にします。ダークカラーは脚が細く、引き締まって見え、白やブライトカラーは膨張色なの太く見えます。

しかし明るいタイツが悪いわけではなくイメージに合わせてかまいません。なぜなら照明のあて方により明るい色のタイツでも十分脚を細く見せられるからです。

脚長のシューズ選び

ダンサーがレオタードを着用するケースではジャズシューズ、スニーカーの選択肢もありますがアクロバチックなポージングを取るのでなければダンスヒールが有利になります。
なぜなら、ヒールの高さは「仕上がりの差」に直結するからです。一般的なジャズシューズのヒールが1cmならダンスヒールは7cm(スタジオレンタル品)であり高低差は6cmあります。これは脚の長さに6cmの違いが生まれることを意味するからです。

まとめ

美しいボディーメイクを実現するには美しさと機能性を凌駕するレオタードが必要です。それには体のパーツごとに考えられたデザインを元に、最終的には一枚のレオタードにまとめ上げる「総合的デザイン力」が不可欠です。更にそれを見つけるには努力と忍耐が必要でしょう。しかしそれを達成できれば美ボディーメイクが完成し、ひいてはオーディション合格が見えてくるのです。

※参考:色のイメージ

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